６歳未満の１００点の話。
地域包括診療加算１相当の１００点が初診も再診も算定可能。
院内トリアージのように、新型コロナ疑いの感染対策を行った場合の算定ではなく、６歳未満の全患者対象。
診療科が定められていないので特に必要な感染対策を行えば、外科や整形でも算定可能。
そして初診でも再診でも算定可能。
おそらく小児科の救済措置なんだろうけど、総合病院でもこれは算定しますよ。
院内トリアージとの併用算定可能のようです。
診療指針にのっていますが、
小児 COVID-19 患者の症状は、無症状から軽症がほとんどであるとされていますが、成人と比較して、発熱・咳嗽・消化器症状・嗅覚や味覚異常などに差異があるのかどうかはほとんど明らかにはなっていません。
従って、今後しばらくは、地域の流行状況や小児を取り巻く成人たちの症状に注意深く問診を行いながら診療を行うことが必要です。
重要なことは、それぞれの地域における COVID-19 の流行状況を把握しておき、問診で周囲（家庭内、保育所・幼稚園・学校内、近所等）に感染徴候のある人がいたか、いなかったのかを確実に把握することである。
つまり、無症状でも全員コロナ疑いということです。
問診などを手厚くする評価だと思います。
そして、診療はPPEは必須とはかかれていない。
一般診療の患者の診察時も、無症候性の SARS-CoV-2 感染者である可能性を考慮し、サージカルマスクの着用とゴーグル（またはフェイスシールドなど）でアイガードを行い、一人の患者の終了ごとに手指消毒を実施する。
地域で COVID-19 が流行している場合や、インフルエンザなどの迅速検査のために鼻汁や咽頭ぬぐい液の採取する際には、必要に応じて手袋、長袖ガウンを装着する。
ゴーグル（またはフェイスシールドなど）の使用後は速やかに表面をアルコールまたは 0.05%次亜塩素酸ナトリウムで清拭消毒する。
待合室での対応も、流行期には予約時間をずらすなど密にならない対応が求められる。
院内トリアージのようにコロナを疑っての算定とは書かれていない。
通常の診察室でも算定可能と解釈できます。
よって、整形外科、外科の診療でも算定可能と言えると思います。
この児の外来診療におけるコロナウイルス感染症 2019（COVID-19）診療指針を知っていて熟読していることが必要と思います。
これを外来の国家資格取得者全員に周知できていれば算定可能と解釈しています。
小児の外来診療においては、 小児科とはかかれていない。
新型コロナウイルス感染症に係る診療報酬上の臨時的な取扱いについて(その31)別ウィンドウで開く[104KB]
https://www.mhlw.go.jp/content/000705761.pdf
支払基金に質疑紹介したところ、小児科以外、整形でも外科でも算定可能との事。
一般的にはトップからの周知が望ましい。
うちは外来師長、現場の主任から医師、現場へ医師のトップから行くのは面倒だから。
（平社員が何やってんだという感じ）
（１） 保険医療機関において、６歳未満の乳幼児に対して、小児の外来診療等において
特に必要な感染予防策を講じた上で診療を行い、医科点数表の「A000 初診料」、
「A001 再診料」、「A002 外来診療料」、「B001-2 小児科外来診療料」又は「B001-2-11小児かかりつけ診療料」を算定する場合、現行の要件を満たせば算定できる加算に加えて、「A000 初診料」注６に規定する「乳幼児加算」に相当する点数及び「A001再診料」注 12 に規定する「地域包括診療加算１」に相当する点数を合算した点数（100 点）をさらに算定できることとすること。
問１
１について、小児の外来診療等において「特に必要な感染予防策」とは、どのようなものか。
（答）「小児の外来診療におけるコロナウイルス感染症 2019（COVID-19）診療指針・第１版（小児 COVID-19 合同学会ワーキンググループ）」を参考に、小児の外来における院内感染防止等に留意した対応を行うこと。
（院内感染防止等に留意した対応の例）
・COVID-19 に特徴的な症状はなく、小児では出現しても訴えとして現れることが期待できないことから、一人の患者ごとに手指消毒を実施すること。
・流行状況を踏まえ、家庭内・保育所内等に感染徴候のある人がいたか、いなかったのかを確実に把握すること。
・環境消毒については、手指の高頻度接触面と言われるドアノブ・手すり・椅子・スイッチ・タッチパネル・マウス・キーボードなどは定期的に 70〜95％アルコールか 0.05％次亜塩素酸ナトリウムを用いて清拭消毒し、特に小児が触れる可能性が高い場所は重点的に行うこと。
小児の外来診療におけるコロナウイルス感染症2019 （COVID-19）診療指針について
https://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=356